難しいはずなのに「打ちやすくて飛ぶ」新ZXi7
まずは新しい「ZXi7」アイアンから試打しました。非常に柔らかいS15C軟鉄を採用し、独自の「i-FORGED」コンデンス鍛造で仕上げられたモデルです。まさに「吸いつくような打感」と、抜群の操作性が大きな特徴となっています。
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一方、操作性を重視したモデルだけに、ある程度の難しさを覚悟していました。しかし、実際に打ってみると想像以上に芯が広く感じられ、しかもよく飛ぶので驚きました。

新「ZXi7」の7番アイアンのロフト角は32度。他社のライバルモデルと比べて若干立っていることも飛距離に影響していると思いますが、それ以上に印象的だったのがインパクトの厚みです。打点裏の肉厚が前作よりも増したことで、「分厚い当たり」が出やすくなっているように感じました。
打ち出し角が極端に高いわけではありませんが、スピン量はしっかり確保されており、十分な弾道の高さと落下角度が得られます。

前作から大幅に変わったようには見えないものの、実際に打つと違いが分かる。新「ZXi7」は、明らかに「打ちやすくて飛ぶ」アイアンへと進化していました。
女子プロ御用達「ZXi5」はさらに柔らかい打感に
続いて新しい「ZXi5」アイアンです。女子プロの使用率が高く、アマチュアからも根強い支持を集める「5」シリーズですが、今回のモデルは打感の進化が特に印象的でした。
クロムバナジウム鋼フェースとS20C軟鉄ボディを組み合わせたヘッド構造ながら、打音やフィーリングは「まるでZXi7」と感じるほど柔らかくなっています。

また、7番アイアンのロフト角は「ZXi7」より1度立っていますが、打ち出し角はむしろ高く、しっかりとした高弾道が得られます。そのため、幅広いヘッドスピードのゴルファーが、グリーンをキャリーで直接狙いやすい性能に仕上がっています。
単にミスに強く、ボールが上がりやすいだけではありません。打った瞬間の「気持ち良いフィーリング」も備えているのが、新「ZXi5」の魅力です。
やさしさを求めるアマチュアはもちろん、打感にもこだわりたいゴルファーが満足できるアイアンになっていると感じました。
コンボセットなら幅広いゴルファー向けに
今回のモデルで特に印象的だったのは、「ZXi7」と「ZXi5」の打感やフィーリングが、前作以上に近づいたことです。アドレスしたときの「顔」も、ヘッドサイズや細かな寸法に違いこそありますが、シルエットは非常によく似ています。
実際に両モデルの番手を組み合わせた「コンボセット」を使ってみても、構えたときも打ったときも、違和感がほとんどありません。それほどセット内のつながりが良くなっているのです。
もちろん、より打感や操作性を重視するなら「ZXi7」、寛容性や弾道の高さを求めるなら「ZXi5」という基本的な違いはあります。

ただし、今回のモデルは両者の性能やフィーリングが近づいたことで、以前ほど明確に分けて考える必要がなくなったように感じます。
「自分の好み」や「構えたときの安心感」で選んでも、十分に満足できるアイアンに進化したといえるでしょう。
特にオススメしたいのは、ミドルアイアンあたりから「ZXi5」を組み合わせるコンボセットです。ショートアイアンでは「ZXi7」の打感や操作性を生かし、ミドルアイアン以上では「ZXi5」の高弾道と寛容性を取り入れる。
両モデルの顔やフィーリングが近いからこそ、そんな組み合わせでも違和感なく使いやすくなっています。
「ZXi7は難しそう」「ZXi5では少し物足りない」と感じていたゴルファーにも、今回の2モデルはぜひ打ち比べてみてほしいと思います。

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